The S&P

旅をしながら、働きながら、食べながら、アレコレ勝手にレーティングしています。

自力で行くモンサンミッシェル -モンパルナスからひとまずサンマロへ-

パリからモンサンミッシェルに行く時、三つのオプションがあります。

 

1. ツアーに参加して移動
2. レンタカーで気ままに移動
3. TGV(フランス国鉄の新幹線)とバスを乗り継ぎ、自力で移動

 

一番簡単なのはツアーに参加する方法ですが、出荷でもあるまいし狭いバスに詰め込まれてパリから5時間もかけて移動だなんて、私には耐えられません。
レンタカーも...交通量の多いパリから荒くれドライバーにまみれて出発するのは不安な上、トータルのコストがかかりすぎるので見送り。

よって、自力での移動を選びました。フランス語も分からないから車内アナウンスも何を話しているか不明ですし、荷物は重たいし、難易度は高め。よく考えるとデメリットも多いのですが、旅情に満ちた列車での移動は、いつかテレビで見たあの番組の旅のようでとても興奮しますよ。

 
旅の計画はこうです。

6:00 モンパルナス駅到着(予約しておいた全ての切符をベンディングマシンから発券)
6:56 モンパルナス駅出発(TVG、レンヌでローカル線へ乗り換え)
9:29 サンマロ駅到着(ホテルへ荷物を預けて、駅に戻ってくる)
10:25 サンマロ駅出発(ローカル線)
10:41 ドル・ド・ブルターニュ(ドル)駅到着
10:50 ドル駅バス出発
11:20 モンサンミッシェルバスターミナル到着
シャトルバスでモンサンミッシェルへ...

一つでも歯車が狂えばが全てが計画倒れ。これでも余裕を持ってスケジュールを組んだつもりですが、充分にスリリングですね。

さて、ヨーロッパの鉄道に乗る時に、日本と違うのだなあと感じることが二つ。
発券した切符を、機械に通してバリデートする。

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列車に乗り込むプラットフォームを、モニターで確認する。

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切符が無くても駅に入って電車に乗り込めてしまうので、改札の代わりにバリデーションというシステムがあるのでしょうか?なじみが無さ過ぎて、良くわからない仕組みです。ともかく、切符がバリデートされていない場合、車内に検札が回ってきたときに高額ペナルティーが課されることもあるので、要注意。

プラットフォームを確認したら、列車の荷物置き場が一杯になってしまう前に、早めに乗車、指定席へ。そしてTGVは出発。
パリ郊外の新興住宅地のような景色を走り抜けて、TGVは徐々にスピードを上げてゆく...のかと思えば、意外とゆっくりと走っていました。最高速度は日本の新幹線よりも速いと聞くけれど、体感速度はさほどでもないのかもしれないなあ...。
と、のんびりと構えていたら、単に濃霧で列車が遅れているだけでした。

 

ローカル線への乗継で下車するはずだったレンヌ駅へ、1時間送れて到着。
緻密すぎる旅程が、一日目にしてひっくり返った瞬間でした。Travelの語源はTroubleとも聞きます。まさにその通り。


フランスTGV
時間遵守度:★
列車の快適さ:★★★
二等列車でも、新幹線の普通席よりは快適です。
大きなテーブルもありますし、雰囲気と眺望の良い食堂車もあるので、一服しながらの移動もまた一興。

プラン変更。

モンサンミッシェルは翌日のお楽しみに取っておき、この日は宿泊地であるサンマロ市内を観光することにしました。幸いにも、計画通り使えなかった切符は、レンヌ駅の切符売り場で払い戻すことが出来ました。

レンヌ駅からは、ローカル線RERでサンマロへ向かいます。

車内を探検してみます。

 

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さすがは自転車先進国の一つだけあって、ローカル線にも自転車置き場がしっかりと確保されています。日本だと輪行するときには、自転車が見えなくなるまで梱包しないといけないので、このおおらかさは羨ましい。

 

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トイレも完備。赤くておしゃれ。

フランスはトイレ事情が複雑なので(有料だったり、そもそも無かったり...)、トイレを見つけたらすかさず入るに限ります。

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アバンギャルドな車内インテリアはクリスチャン・ラクロワによるデザインです。
シックな色使いがたまりません。

 

 ローカル線でも、二階建てになっていていろいろなシートがありました。車内の設備も充実していて(さすがに私が大大大好きな食堂車はありませんが)フランス国鉄の豊かさを感じました。

続く。